3万件超えの資金繰り相談、企業と銀行はどうやって乗り切る?(NewsZ:2020年3月8日~14日版)

2020年3月8日~14日のニュースの中から、財務部が気になるトップテンを選び、お届けします。さらに代表取締役 洲濵拓志が注目する1つのニュースを取り上げ、「財務」という観点から丁寧に解説します。

※参照している各ニュースについては、日本経済新聞およびその他メディアで報道されているものです。

財務部が選んだ今週のトップテン

  1. 10位 トランプの入国制限の発言を警戒か、NYダウ2352ドル大幅安
  2. 9位 アメリカに続いて日本の株価も下落。日経平均2万円割れ
  3. 8位 円高騰。103円台半ば 3年4カ月ぶり
  4. 7位 株安円高に、緊急会議。(財務省・日銀・金融庁)
  5. 6位 GDP失速。4カ月連続マイナス
  6. 5位 楽天市場の送料問題小休止。コロナの影響も
  7. 4位 東京五輪の開催延期トランプ大統領発言
  8. 3位 子育て世代に現金支給など、政府が緊急経済対策検討
  9. 2位 銀行協会、認知症の預金問題に対応
  10. 1位 資金繰り相談が3万件に今週のトピック»

今週のトピック

「資金繰り相談が3万件に」

概要

新型コロナウィルスの影響を受け、政府が1月末に日本政策金融公庫や商工組合中央金庫などを通じて全国1千カ所以上に設けた窓口には、企業から累計3万件超の相談があるとのこと。中小企業の手元資金は1カ月程度とみられ、3月10日、さらに第2弾の金融支援策を発表。日本公庫を通じて売り上げの減っている中小企業や個人事業主に実質無利子、無担保で貸すこととした。

日本公庫の通常の融資は企業の申し込みから実行まで数週間かかるため、政府は審査を迅速化するが、3月末を前にまとまった資金が必要になる企業も多く、時間との戦いである。

財務部の視点

  • 相談に行ったすべての企業に対して融資は降りるのか?
  • これだけまとまった融資を出す銀行にリスクはないのか?
  • 3万件の相談が窓口に来ている中、通常融資への影響は?
  • 売り上げが減っている中での固定費という課題
  • 事業を整理する場合、財務部からのアドバイス

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